小さな恋の万葉集 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
万葉恋歌の超訳と写真で綴るアンソロジー
「これが万葉集?!」と驚きの声があがる、斬新な超訳で綴る万葉恋歌のアンソロジー。万葉集の恋歌は、日本語で恋を歌ったもっとも古い記録でありながら、1300年前の歌とは思えないほど新鮮みに溢れています。これを、現代の万葉の語り部として活躍中の万葉学者、上野誠が、いにしえの恋人たちのため息やおしゃべりが聞こえてくるような話ことば訳にしました。たとえば「あまた悔しも」は「めちゃ、悔しいよぉ」といった感じ。また原文は、そのまま声に出して読める現代仮名遣いによる平仮名表記。おまけに、せつない恋の情景がよみがえる、なつかしさ満点の奈良の撮り下ろし写真付き。あなたも昔の恋を探しに行きませんか。
内容(「BOOK」データベースより)
人気急上昇の万葉学者上野誠によるおしゃべり語訳万葉集。
話し言葉で読める「方丈記」 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
一度は読んでおきたいが、難しそうな『方丈記』を平易に語り下ろした。単なる現代語訳ではない「超現代語訳」。鴨長明もビックリの一冊。日本人なら一度は読んでおきたい古典文学がある。『源氏物語』『枕草子』『奥の細道』など。それに、冒頭の「行く河の流れはたえずして、しかももとの水にあらず」の有名な一節で始まる、鴨長明の『方丈記』だ。冒頭部分は知っていても、現在の文庫本に直して数十ページしかないこの短い名随筆を、いったいどれほどの日本人が読んでいるだろう。古語の難しさ、文法の難しさのまえに、ほとんど読まれていないのが実際のところだろう。▼ならばいっそのこと、もし我々が普段使っている現代語で、鴨長明が『方丈記』を書いたなら、きっとこんな具合に書いただろうという、大胆な発想で「リライト」(?)したのが、本書である。▼読みやすさはいうまでもないが、長尾剛さんが設定した鴨長明の性格を反映した文章は、まさに傑作。「訳」ではなく「リライト」といった意味をご理解いただけると思う。▼無常観を述べた『方丈記」だが、それが実感できる画期的一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」。改めていうまでもなく、仏教的無常観を述べた隠者文学の名作、鴨長明の『方丈記』の冒頭である。が、しかし。現代の文庫本にしてわずか数十ページの『方丈記』を読破した人はどれくらいいるだろうか。本書は、何かと取っつきにくい古典を、作者が現代語で書いたという想定で、超現代語訳したもの。無常観の理解に絶好の一冊。
源氏物語〈9〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
薄幸のヒロインがたどる流浪と波瀾の運命。
瀬戸内寂聴の名訳で贈る大ヒット話題作 待望の新装版、巻九刊行
京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。
内容(「BOOK」データベースより)
京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。
曽根崎心中・冥途の飛脚 他五篇 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
大坂は曽根崎の森で実際にあった心中事件に材を取った『曽根崎心中』,幾多の名文句でも知られる梅川,忠兵衛の『冥途の飛脚』のほか,『卯月紅葉』『堀川波鼓』『心中重井筒』『丹波与作待夜小室節』『心中万年草』と近松世話浄瑠璃の傑作七編を収める.いずれも舞台の動きが充分に理解できるよう脚注等で工夫がこらされている.
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単行本
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内容(「BOOK」データベースより)
大坂は曽根崎の森で実際にあった心中事件に材を取った「曽根崎心中」、数々の名文句でも知られる梅川・忠兵衛の「冥途の飛脚」のほか、「卯月紅葉」「堀川波鼓」「心中重井筒」「丹波与作待夜の小室節」「心中万年草」と近松世話浄瑠璃中の傑作7篇を収めた。いずれも舞台の動きが充分に理解できるよう脚注等に工夫がこらされている。
女人蛇体―偏愛の江戸怪談史 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
嫉妬の焔で蛇となった女宿業か悲恋か恐ろしくも哀れな男と女の怪談を探る
嫉妬に燃える女は蛇となって逃げる男に追いすがる起源から様式化へ、仏教が説く因縁話から悲恋物語へと変貌する“蛇体と化した女たち”の怪談奇談の系譜を考察する。
内容(「BOOK」データベースより)
恋ゆえに憎しみの淵に沈む女が蛇体に変身―。幻想文芸に花開く「女が蛇になる物語」はどのように生まれ、物語の世界へと変貌していったのだろうか。古代・中世の仏教説話にみえた女人が蛇に変身する表象は、やがて近世の小説・演劇のなかで様式化されながら、怪異な恋物語へと創り変えられていく。好色と怪異の絶妙なコラボレーション。その足跡を追い求め、江戸怪談が描き出した、一途な執念が生む“恋の魔境”へと読者を誘う。
萬葉集釋注〈8〉巻第十五・巻第十六 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
歌群ごとの釈注による、壮大な万葉物語。
東歌やさまざまな長篇・短篇歌物語が収められる第七・八巻。最後の第九・十巻は、防人歌を含む大伴家持の歌日誌を基に構成されるが、天平宝字三年春の家持の賀歌をもって万葉集は幕を閉じる。
内容(「BOOK」データベースより)
巻一~十四に対する付録的性格を持つ巻十五と巻十六とを収録。天平八年度の遣新羅使一行の羈旅歌群を前半に、越前に配流された中臣宅守と都に残る妻との贈答歌群を後半に据える巻十五は、他に類をみない長編歌物語集。巻十六は、異常な因縁に支えられたおもしろおかしい短編歌物語を収めた歌巻である。肩肘をはらずにひたすら歌を楽しむ万葉びとの一面が『万葉集』の世界を広げる。
定家明月記私抄 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ―源平争闘し、群盗放火横行し、天変地異また頻発した、平安末期から鎌倉初期の大動乱の世に、妖艶な「夢の浮橋」を架けた藤原定家。彼の五十六年にわたる、難解にして厖大な漢文日記『明月記』をしなやかに読み解き、美の使徒定家を、乱世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著。本篇は定家四十八歳まで。
カラダで感じる源氏物語 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
『源氏物語』はエロ本である。どんなにエロティックか、そしていかに現代的であるかをあますところなく暴きだす、気鋭の古典エッセイストの『源氏物語』論。「病気好き」「ブス好き」「コンプレックス」だらけの男たち、「ストレス過多」で、「拒食症」で、その中で自己を見出していく女たち。当時の時代背景、経済事情まで解説し、さらにオナニーにも使えると喝破する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大塚 ひかり
1961年神奈川県生まれ。古典エッセイスト。早稲田大学で日本史学を専攻。出版社勤務を経て88年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
知ってる古文の知らない魅力 (新書)
出版社 / 著者からの内容紹介
超有名古文の一節に未知なる魅力を見出す。
「春はあけぼの」「祇園精舎の鐘の声」……古典文学の大河の間にまに掬い上げられる名句に、連なってゆくまでの流れ、そこから新たに生まれる流れを辿ってゆく。
内容(「MARC」データベースより)
徒然草の有名な書き出し「つれづれなるままに、日ぐらし…」、実は兼好法師のオリジナルじゃない!? ひとつの表現が作品から作品へと旅をしていく魅力、いわば「表現の連鎖」の面白さを、誰もが知っている古文から探る。
ビギナーズ・クラシックス 今昔物語集 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
平安朝が生んだ日本最大の説話集を、古典文法の知識不要で縦横に堪能。
インド、中国、日本では北海道から沖縄にまで、広大な舞台に繰り広げられる説話大百科。現代語訳を全面に出し、古文の力がなくても、豊穣な話の宝庫をビジュアルとともに楽しめる。
内容(「BOOK」データベースより)
インド、中国、日本では北海道から沖縄まで、広大な舞台に繰り広げられる、平安朝の生んだ日本最大の説話大百科。登場人物も僧・武士・庶民などさまざまな階層に及び、ヴァラエティに富む説話を収録。現代語訳と、古文の生き生きとしたリズムによって、豊饒な話の宝庫をヴィジュアルに楽しめる。